前回にひきつづき、俺おれぶどう畑の設計のポイントについてご紹介したいと思います。
以下のポイントに注意して設計しました。
シャインマスカット、藤稔、ピオーネ、巨峰を栽培しています。
- フレッシャーズなので、コストミニマムでスモールスタートにする
- 見上げる姿勢や腰をかがめる姿勢を最小限にする
- シャインマスカットは雨に弱いので、雨除けのための屋根を設置する
- 管理がしやすい、短梢剪定で、一文字栽培とする
- 強風にも耐えられる強度を持たせる
- 軌道に乗ったら、拡張できるように拡張性を持たせる
今回は、仕立て方法についての検討結果をご紹介します。
ぶどう畑の仕立てでよく見かけるものは、
- 一文字仕立て
- H型仕立て
- WH型仕立て
- X型仕立て
- 垣根仕立て
- あんどん仕立て
いろいろあります。それぞれネットで説明がすぐに見つかるので、こちらでは省略します。
俺おれぶどう畑は、どの仕立てで行こうかということろですが、
やはり、省力化をメインに考えます。
一番省力化に向いているのは、一文字仕立てだそうです。それも短梢剪定です。
これは、容易に想像できます。
とにかく、単純ですよね。主幹から2つに一文字に主枝を分けてそこから結果母枝を伸ばしては、収穫。また翌年も同じように一文字の主枝から結果母子を伸ばして収穫。
これの繰り返しですから。
初心者向きで、ぶどうのことを勉強するにはもってこいです。
また、「見上げる姿勢や腰をかがめる姿勢を最小限にする」の回でも説明したように、作業を楽な姿勢でおこなえるようにするには、主枝の手前から一番奥まで、まっすぐ作業が可能となります。
一方、H型やWH形も似たようなものでは?と思いがちですが、これらの仕立ての場合、見上げる高さで主枝を分岐するのであれば影響はないですが、楽な姿勢で目線以下でぶどうのお世話をしようとすると、分岐した主枝が低い位置になり、作業の移動の際に行く手をはばみ、どうしても手前からと奥からと2方向からの作業が必要になります。
小さい畑でしょ!?と思いますが、何度も繰り返すと積み重なりは大きいですよね。
X型仕立ては、樹冠が広くなり、複雑な枝ぶりになるので、作業混乱も起き、素人には難しそうです。
文献によると、1樹あたりの収穫量は、X型仕立て>WH形仕立て>H型仕立て>一文字型仕立てというように、労力がかかる方が多いらしいです。
ただ、仕立て方式より樹齢が大きく影響するようですので、7年目以降で安定してきてからのことになるようです。
が、それは、植え付け数でカバーすればいいか!ってことかなと思いました。
というわけで俺おれぶどう畑の仕立て方式は、一文字仕立て、短梢剪定を採用しようとなりました。
言い忘れましたが、もっというと、一文字広島仕立て、短梢剪定となります。
楽な姿勢で作業ができる!これがやはり初心者には一番重要かなと思っています。
挫折しないように頑張れる気になりそうです。
だんだん概念的な説明になってきましたが、ご容赦を。
あ、触れていなかった、「垣根仕立て」は乾燥している欧米向けだそうで、雨が比較的多い日本では地表からの雨水の跳ね返りにより、病気になりやすいということだそうですので、ビニールハウスを採用していない俺おれぶどう畑では、容易に対象外となりました。
また、もちろん畑でのぶどう栽培を計画しているので、「あんどん仕立ても」対象外となりあした。自宅の庭でやってみたい仕立てではありますけどね。
それでは、次回は、「強風にも耐えられる強度を持たせる」について説明したいと思います。
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