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じゅんとぅんです。😋
ぶどう棚の設計、なかなか悩みました。
前回につづき、設計のポイントについてご紹介したいと思います。
以下のポイントに注意して設計しました。
シャインマスカット、藤稔、ピオーネ、巨峰を栽培しています。
- フレッシャーズなので、コストミニマムでスモールスタートにする
- 見上げる姿勢や腰をかがめる姿勢を最小限にする
- シャインマスカットは雨に弱いので、雨除けのための屋根を設置する
- 管理がしやすい、短梢剪定で、一文字栽培とする
- 強風にも耐えられる強度を持たせる
- 軌道に乗ったら、拡張できるように拡張性を持たせる
ぶどうはつる性植物ですので、つるをうまく誘引して好みの樹勢に仕上げることが可能です。
また栽培にあたっては、水やりや枝の剪定、芽掻き、剪定、農薬散布、袋掛け、収穫まで、さまざまな作業が必要です。
これらの作業を見上げた状態や腰をかがめるような姿勢で続けるのは、体力的にも精神的にも大きな負担になること間違いなしです。
そこで私のぶどう棚は、できる限り無理な姿勢にならないように樹勢を仕上げたいと思います。
では、どのように樹勢を配置していけばよいでしょうか。
まずは、最終的な図面を見て頂いて、順に説明していきますね。
あなたの身長と手を上に伸ばして届く高さは?
まず、棚の高さを考えます。
頭に当たったり、頭が擦ってしまうので、かがむ姿勢は辛いですね。
ぶどうのつるが棚を這うのですが、手を伸ばしたら届く高さはどのくらいでしょうか。
たいていの大人は、身長+30cm程度ではないでしょうか。
私の場合は、身長が170cmですので、棚の高さは200cmとしました。
ご自身の身長に合わせて寸法は見直してください。
ぶどう棚の間口寸法は?
まず、私の栽培方法のイメージですが、一文字広島仕立てを参考に短梢剪定栽培をするつもりです。
負担が少ない作業が一番です。
主枝が地上130cm程度、目線をやや下に見下ろす高さにそこから結果母枝をY字に伸ばす計画です。
(図面をご覧ください)
さて、私自身、ぶどう栽培が初めてのことなので、新梢がどの程度伸びるのか、どの程度伸ばすのかがわかりません。
農研機構の群馬県農業技術センター作成の「シャインマスカット短梢剪定省力栽培マニュアル」や「新梢勢力と摘心時期が葉数や品質に及ぼす影響」、愛知農総試験報「ブドウ「シャインマスカット」の無核栽培における適正着果量」、他の文献などによると、新梢が130cm~150cmと説明されています。
今回Y字に誘引する計画ですが、主枝から伸びる新梢が130cm~150cmということで、主枝(高さ130cm)から垂直に30cm程度、斜めに100cm~120cmとなります。
ということで、主枝から左右にそれぞれ、1050cm程度ずつ、すなわち間口を2100cm程度にすることにしました。
楽な水やり姿勢は?
まずは、じょうろを使用してみずやりすることを前提にプランターやポットの高さを考えてみます。
潅水設備を設置されるかたは、読み飛ばして下さいね。
それでは、まずじょうろでポットに水やりをする姿をイメージしてみましょう。
どのような姿勢が楽でしょうか。
私の場合は、じょうろを持って腕を伸ばした状態で、じょうろの持ち手を傾ければポットに水が注げる状態を想像してみました。私はこの姿勢が最も負担が少なく楽ではないかと思います。
では、具体的な位置関係はどうなるのでしょう。
私の場合、地面から約75cmの高さの位置がじょうろの取ってと注ぎ口の高さになりました。
そのため、じょうろの注ぎ口を10cm程度傾けられれば良いので、地面からポットの高さが60cmくらいになるのが丁度良い高さだと考えました。
我が家のポットサイズは高さを50cmにしました。
ですので、地面から10cm程度にかさ上げしてあげる必要がありますね。
そのため、ホームセンターで9cm厚のブロックを購入し、下に敷いてやることにしました。
いかがでしょうか。
1年生苗の手入れが楽な姿勢は?
ポットの高さが地面から60cmでしたが、用土の深さを30cmくらいにしています。
それでは1年生苗の長さはどうでしょう。
購入した1年生苗はポットの植え付け面から、だいたい70cmくらいです。
植え付け後は、2節分くらいを摘心して、50cmくらいの長さになります。
定植後、節から新梢が伸びてきますので、70cm~90cm程度から新梢が伸びていくことになりますね。
この程度であれば、やや下を見るような感じで新梢の手入れができそうです。
いい感じですね。
今回は「見上げる資料や腰をかがめる姿勢を最小限にする」設計について、ご紹介しました。
皆さんの参考になれば幸いです。
次回は「雨除けのための屋根を設置する」について説明したいと思います。
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